母、憤慨(V)o¥o(V)

今日、夕方大きなカラスが家の前で周遊していた。

こんな近くで周遊するなんて珍しいなあ~

と思いながら駐車場に車をとめた。

車が接近してもカラスは逃げない。

外の水道のタイルの流しのところにとまって何かつついていた。

私が勢いよく近づいて見ると

くちばしに何か加えてやっと飛び去って行った。

そこにあったのは

厚揚げ豆腐をサイコロ状に切ったものだった。

母は

よく外水道を使う。

油のついたフライパンとか鍋とか。

食器もそこで洗うことがある。

家の中に流しはあるのに。

ジャガイモや里芋なんかも洗う。

それはわかる。

ほうれん草も洗う。

戴いたたけのこは

外の水道で水に浸してあく抜きしている。

何を外で洗って、何を家の中で洗うのか

そこに明確な区分はない。

お茶碗だって包丁だって洗う時もある。

そもそも〝合理的〟なんて言葉は母の辞書にはないのだ。

おじいさんは山へ柴刈りに

おばあさんは外へ洗濯に。

そう

洗濯も、外の水道でしている。

今日はそこで

厚揚げに熱湯をかけて油を抜いていたらしい。

油が出るから家の中の流しに流したくなかったんだろう。

外の水道でそれをやって放置していた。

おそらく忘れていたのだ。

キッチンに油が流れることはなかったけど

その代償は大きかった。

母はとても悔しそうだった(´;ω;`)

その日は麻婆豆腐

カラスに食べられなかった分を夕食にいただく。

カラスに持っていかれたけど

食べきれないほどにそれは沢山あった。

でも母は悔しそうだった

「年寄りだから、馬鹿にされてるんだ」

と、言っていた。

今日も夕食後の食器は外に持って行った。

母が外にいる間に

私は油の乗ったフライパンをキッチンでじゃんじゃか洗った。

ちなみに

あく抜きしたたけのこは美味しかった!

旬のもの

こちら

出回るのが早い気がします