内向型の良さがある

昨日この本を読みました

[カミノユウキ]の内向型人間だからうまくいく (祥伝社新書)

内向型人間を自称する筆者が

内向型人間のもつ長所や特性を生かした生き方、働き方を色提案している内容です。

〝外向型人間〟とは

一人より大人数でいるのが好き

 知らない相手と話すが苦にならない

 活動した後でも元気がある

 単調なことは飽きてしまう

 マルチタスクが得意

それに対して

〝内向型人間〟とは

一人や少人数で過ごすのが好き

 じっくり考えてから離す

 慎重に行動する

 うるさい場所や刺激が苦手

 外部からの意見に左右されにくい

等の特徴があるといいます。

面白いなあと思ったことは

 

内向型人間の脳は外部から入ってきた情報を処理するための経路が外向型人間よりも長く、複雑である

内向型人間のの脳では記憶や計画など内的な経験を司る部位の血流が多く、外向型は視覚、聴覚、触覚等の刺激を処理する部位に血流多い

内向型の人の脳への血流量は外向型の人に比べて多く思考や感情といった内的活動が盛んである

副交感神経が優位

・・・・といった身体的特性があるという点です。

神経経路が長いために反応が遅くなる、言語化に時間がかかる

例えば

「最近どう?」というような社交辞令的、抽象的な質問をされると

「相手はどういう意図で質問してきたんだろう」

「そもそも最近はどんな日々だったんだろう」

「何と答えるのがイイだろうか」

と自分の過去の記憶を掘り起こしたり、相手への忖度をし始めてしまう

結果

回答に時間がかかるということになる。じっくり色々考えてから言葉にするんですね~

反対に外向型人間は即答型で、感じたことをすぐ言葉にする、表情にもすぐ出る!って人。

また

これも身体的特性として

外向型は大量のドーパミンを必要とするので活発に動いて刺激を求める

内向型人間はドーパミン感受性が強く少量のドーパミンで満足できる

ドーパミン感受性が高いということは刺激に弱いといえる

この辺り面白いですね

性格というのはホルモン分泌作用や、神経回路の状態やその伝達の速度等の身体の生理的機能の特徴に因る

と、いうところ。

体の内部働きの差は心の働きの差にもなるんですね~~

どちらに優劣があるということでなく

自分の特性としてわかっていると楽でいられますよね。

そして

肉体的、精神的疲れから脱するための方法。

これはどちらのタイプの方にも共通する点もあります

まずは物理的な刺激を軽減すること!

光、音、食事の刺激の軽減です

食事に関していえば

カフェインや糖質など依存性のあるものを減らす事。

血糖値の乱高下は刺激が強いんですね。

あと環境の変化による精神的刺激の軽減も大切。

新しい状況に身を置くとか

過度な人間関係やコミュニケーションとか

予定の入れすぎ

などにも刺激があるということです。

ヨガで身体を動かすときも

体はどの程度の刺激を受容できるか

また

自分の脳は、より多くの刺激を求めているか、そうでないのかを観ていけるともうのです

「こうしなければならない」「こうしないと納得できない」と思うとそれはそれで自分攻撃の刺激ですので

皆と同じでなくていい、テンポも併せなくていい、自分に降りかかる刺激を分類してみる

これは

誰にとっても必要なことといえると思います。