今日の小泉のレッスンは参加者が4名。
いつもより少なめでした。
終了後、皆で話をしました。
その時、Mさんが
ここ十数年間にご自分の体に起こったことを教えてくださいました。
「今、ここにいるのは奇跡的なんです」
とおっしゃるその言葉に
深くうなずくことが出来るほど、様々な病気を克服してきています。
が
そんな状態を思わせないユーモアと明るさをお持ちの方です。
私はその話を聞きながら
ご主人の圧倒的な愛を感じ
そして
昨日読んでいた橋本治の本の内容を思い出していました。
ちょっとふざけたような内容に思えますが
それは
「禿げた自分の頭を題材にして、物事を考える方法」
なんです
橋本治は
苦悩している人間はハゲるんだ、とか言ってます。
ハゲないで白髪になるやつは、苦悩する回路が体に備わってないんだ、頭の表面だけで引き受けてるから、とも言っちゃってます。
まあ
彼が言うと、何となくそうかもしれないと思う。
そう思う者がある一定数いることを前提にしているかのようにこう言っています。
「真理は誰かとの共同作業だ」ってのが私の生きていく前提です。
要は
根拠はなくても(苦悩=ハゲの話もしかり)説得力がありさえすればいいんだ。
説得力なんて「ほらね」って見せちゃえばそこで生まれるようなものだと思うし、根拠ってのは (説得された者が)勝手に発見してくれるもですよ。
彼は自分のハゲを材料にしているのだけど
(ハゲに限らず)すべての問題はわが身の中に入っていて、その我が身から、どれだけ問題を引き出せるかが勝負だ
だいたい自分の中から何を発見するかっていうのが一番難しいの。だから他人をみて
「あ、なぜあの人はハゲて、自分はハゲないんだろう」ってそういう考え方をして
そういうところから【自分】というもののヘンさというものを考え、育てていくしかないんじゃなかろうか
橋本マジックで
なんだか気持ちよく説得される感じがしました。
すべて問題はわが身の中にある
その特殊性を育てていこうよ
そこに根拠なんか無くたってイイ
根拠なんて語った相手が見つけてくれる
真理は、誰かとともに作っていくもの、変化していくものだから。
これは応援ではあるまいか?
と、説得された私は根拠を探しだす
この会話の時もそうしていたのかも。
私たちにはそれぞれの特殊性がある
その体、その境遇、その環境、、、
そんな特殊性(ヘンさ)を
自分がどう育てていくのか
そこに面白さがありそうです。
いや面白くまつりあげていいんじゃないか!もっともっと。
ちなみにMさんは
6年前、薬をやめてサプリをやめて
水素水と、ウォーキングとそしてヨガを継続されています!!