今シーズン中に行きたかった野口五郎岳.
北アルプスの北部、裏銀座コースの一峰です。
文化の日、晴れ予報!!
これが今シーズンのラストチャンスだと思い
ゴローさん目指して行ってきました.
北アルプスのオールスターたちが見える山。
石がゴロ~ゴロ~していて雄大な稜線がある山。
そこを通過したら水晶岳にも近づきたい
と、希望溢れて出かけたのです。
が
が
夢はかないませんでした(´;ω;`)
やる気はあったんです、、、
長野市の次男の家を午前2時過ぎ出発
出かけて30分弱したときに財布を忘れてきたことに気づき、引き返してまずは1時間のロス💦
午前4時過ぎ、真っ暗闇の中スタート。
星ってこんなにあったのね、と思うほどの天体ショーに何度も空を仰ぎ見る。
さらに暗ーく長ーいトンネルを4つほど超える。自分の放つ音にビビりながら(怖~)
1時間ほど暗闇の公道を行き
登山道に到着、5時半。
ここからは日本3大急登といわれるのぼり道。
明るくなってきて見えた山肌
朝日を浴びて色が染まる
半分ちょっと登ったところから雪が
だんだん増えてきた
急登を超えたところにある山小屋
ここのベンチで朝ごはん
ここからが超試練の始まり\(◎o◎)/!
この雪大丈夫かなぁ、、、くらいに思ってた
しばらくすると
強風が吹き始めたのです🌀
それに
新雪に隠れて進むべきルートがわからない!
新雪に足を踏みいれるとズボズボでひざ下まで埋まってしまう
時には腿まで!!
かといって雪のないところを選んでいるとコースアウトしちゃう
何度も立ち止まってルート確認
そして
何度も立ち止まって靴脱いで雪落としながら頑張ったけど
次第に靴下びしょぬれ、紐を結ぶ手はかじかむし手袋が吹き飛ばされて追いかけっこ
寒さをしのごうとレインウエア着ようとしたら
強風過ぎて全然うまく着れない
辛いのに、コントみたいで笑えてくる(´;ω;`)
帽子も一度吹っ飛ばされると、かぶるのに時間がかかるのなんの!!
顔にも雪が当たって痛い(>_<)日焼け止め台無し~
懸命に言い聞かせる、自分に。
空は快晴だし、もうちょっと頑張ろう、ここまできたんだから
景色がもっともっと良くなるはず!
すでに剣岳もすぐそこに見えたし
槍が岳も
近くまで行きたかった水晶岳は美しくそして遥か遠い
何度も引き返そうとして
そのたびに何度も自分を奮い立たせたけど
ゴロー小屋までもう少しのところで
ついに
ゴローさんに背を向けました(´;ω;`)ウゥゥ
ちなみにこの日登山者は誰一人いませんでした
真っ白に衣替えしたライチョウさんはいたっけ
↓中央にいます、わかりますか?
下山決めてから食料やけ食い(笑)
小屋に引き返して
名残惜しく振り返る
泣く泣く下山
こんな看板も。朝は暗くて見えなかった。
こんな美しい道、通ってきたんだ
ダムまで戻ってさらに来た道を下る
怖かったトンネル
産道を通過するような気分!?のラスト。
ゴローさん登頂ならず、、、でした。
この図、2800メートル付近の小さな波で私は泣いておりました
もう二度とこんな目にあいたくない(泣)
と思った昨日。
そして一転
長野のモンベルでトレラン用のザックを買って帰った今日(笑)
でした!