遠山の目付け、でヨガしよう

昨日は御嵩教室に

ヨガ体験レッスンの方が4名、みえました。

そのうち1名は

以前私がヨガのレッスンに行っていた、可児市のスポーツクラブに来てくださっていた方でした。

スポーツクラブは退会されたそうでご友人と一緒に参加されました。

一人はヨガ初体験の男性。

大病されたようでしたが回復して、

健康に気遣ってよく体を動かすようにしている、週末以外は出歩いてます!とのこと。

もう一人は

球技が趣味!!という女性。

かなりのヘビーローテーションしてみえるけど、足の故障でドクターストップがかかってしまったそうです。

レッスン前に歩いた御嵩の森

 

レッスンでは

背面の筋膜を動かして背中の柔軟性をつけたり

腹圧を高めて股関節や背骨の動きを高めました。

 

体の動きをみていると

その方の体の状態が少しずつ分かってきます。

そして

自分自身でもそれがわかってくるはずです。

 

それが

「きつい」「体が硬い」「難しい」

という言葉で現れるかもしれない、

実際そう言ってみえた方もいました。

そして

「自分がいかに胸をすぼめていたかがわかった」

と、感じたという方も。

より、具体的な言葉になっています。

さらに

「最後に目線の位置が高くなるのがわかった」

「五十肩で肩が動きづらいのがよくなった」

との感想もありました。

身体を観察することで自らの〝今〟と〝今まで〟の変化に気づくことができます。

 

観察しきれない変化もあるのです、もちろんですが。

身体は刺激を受けているけど自分ではそれを感知できない。

その

感知できない身体刺激のほうが圧倒的に多いのです。

ただ、

感知できる感覚を私たちは選択することができます!わずかながら、、、。

この選択の仕方で

身体の変化に気づきやすくなります。

 

選択する!?

それって

どうすればいいのおおお?

 

それは

ズバリ

身体の内と外を同時に観る

内需要感覚と外需要感覚を一緒に観ようとする

そんな目のレンズを選択することです!

ウ==ン???

 

五輪の書(宮本武蔵)には

【見(ケン)の目を弱くして、観(カン)の目を強く】とあるそうです

見の目とは焦点を当てて見ること

観の目とは遠くを見るようにして近くを見ること

剣道では

【遠山(えんざん)の目付け】ともいうのだとか。

遠くの山を見るように近くを見ることです。

剣道の目付について考えよう!遠山(えんざん)の目付って何 ...

局所に意識を向けると他で作用する力を観る力が失われます

例えば

スクワットの時に太ももに焦点を当てて行うとそこの疲労感が増してきます

でも

重力や床反力を感じながら行うと

同じ動きが楽にできます。

視覚や聴覚の刺激でさらに変わります。

 

こんな選択ができるんです。私たち。

そんなレンズに磨きをかけていきましょう。

ヨガのレッスンで目(見かた)も変えていけますよ~

 

今日の参考文献