白山登山のこと②

昨日

坂井市の丸岡城に行ってきました

丸岡城は戦国時代、織田信長の命で柴田勝家がその甥に築かせた城で

当時の天守閣が現存する現存12天守のひとつなのだそうです

古風な外観とこの地方ならではの特徴を持つ、ということが以前紹介されていて興味がありました

小ぶりながらも均整のとれた美しい城でした

壁が木で張られています

屋根が半分青い!

この地で採れた石を利用しているからだそうです

石瓦の天守閣はここだけですって

石垣は野づら積み

きらびやかさより

戦国の時代に敵に備えた様子が城の各所に見られました

ここの歴史資料館に立ち寄ったら

丸岡藩の歴史などが展示されていました

私がじーッと見ていたのはこれです

中世の越前地図に霊山の位置と

そこに向かうルートが3つ!!これが気になりました

そのうちのひとつ、越前禅定道

これ、

「私が昨日下った山道だあああ!!」

調べてみると

①禅定(ぜんじょう)とは白山山頂のこと

②白山の山々のうち御前峰、大汝峰、別山の3峰は神が宿る中心であった

③白山に至る道は3ルートあって・越前(福井)・加賀(石川)・美濃(岐阜)から始まり、そのスタート地点は番場(ばんば)という信仰の拠点であった

④越前番場は平泉寺白山神社 美濃番場は長滝白山神社 加賀番場は白山ひめ神社

等がわかりました

昨日の道は霊山に至るふもとからの道だったんだ!

と思うと

何だか今更のように達成感が湧いてきました

そして

平泉寺白山神社に行ってみました

拝殿の後ろに隠れるように本殿があります

祭神は3つとも違います。一番手前は別山の神様でした(山頂に行ったので勝手に愛着を感じる私)

そして

さらにこの奥に三宮があります

再び鳥居をくぐる

そして安産の神様の鎮座する横に登山口がありました

 

越前番場から白山への遠い道はここから

平泉寺は3回目でしたが、資料館に初めて寄ってみました

同じ地図!

 

昨日、禅定道の辛さに心で号泣しながら下りましたが

あの数々の岩場で修行していたなんて

越前禅定道・六万山・指尾山

しかも、私は下っただけ

あの道を上るなんて、ほんと考えられません

ほんとに!

垂直にかかるはしごやわかりやすい目印などは一つもなかったはずです

そして

驚くのは

平泉寺から市之瀬という登り口までも古道を歩いていったということなのです

それが越前禅定道

今は一部廃道になっているそうです

平安時代ですからね

今と比べようがないけど

私は平泉寺から4キロ以上離れた地点から車で40分かけて市之瀬まで行きました

車で相当スピード上げて走ってです

そして市之瀬からはあの登り

もう

心から合掌です

修験道者が求めたものは、、、

とてもはかることなどできません。

加賀のひめ神社にも行きたかったので

とりあえす向かいました

以前行ったときには登り口などまったく気にしなかったので

ただ

加賀への道は遠かった

時間切れのため

途中の白山市白峰へ

冬は豪雪となる地は木の壁が目立ちました

ここには

白山の神様が廃仏毀釈から逃れて納められている神社がありました

白峰には温泉があったので入ってきました!

昨日の白山での疲労をすっかり回復させてくれるようないいお湯でした

というわけで

いわれがわかって

疲労はさらに回復したのでした!!!