仮想現実は常にある

昨日

ヒューマニエンスを録画で見ました

https://www4.nhk.or.jp/P6897/x/2022-08-02/44/21214/2385040/

見えていないものを有るものと信じる脳の力がバーチャルリアリティーを産む。

メタバース内では土地の売買も行われているようですね。

アバターという自分の分身が仮想空間の中を生きる

この先どんどん生活の中にも入り込んでくることでしょう。

私が注目したのはバーチャル、仮想空間の今後の進化だけでなく、その起源は太古にあるという点

例えば、“神話”

人は虚構の世界を信じることで、集団を維持したり発展させてきたということ。

神話を通じてわたしたちは

悪事を戒めたり、集団に役立つ行為を促したり、崇(あが)めるものを同じくしたりして集団を統制してきた

神話という虚構、仮想を信じる能力がそれを可能にしてきたのですよね。

神話とはバーチャルリアリティーの先駆けだった!!“国家”も“貨幣”もそう。

それが面白い、と思えました。

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昨日、レッスンが終わった後でお話をしていた方が

ご自分と息子さんの話を教えてくださいました

物理や数学に興味を持ち、浪人、留年して大学院を卒業したこと

大学では合唱に没頭して海外にまで数回渡ったこと

それが

自分の能力とは全く違うもののような気がする、どうしてなのかわからないけど、、、

とおっしゃっていました。

息子さんとのストーリーを興味深く聞きました。

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ところで

私も一人で山に登るときはなんだかストーリーを作りたくなります

先日の白山は、天気がいい!はずだったので

「白山の美しさを別山から眺めて、その眺めを楽しみながらメインの白山に登る」

という想定を描いていました。

雨はなかったものの終始ガスがかかっていて眺望の楽しさは無し(´;ω;`)

なので途中でバスでの下山ルートを変更。

去年と同じバスを使わない(その分歩きが長くなる)ルートを降りようと決めました!

このルートは

「もう二度と来るもんかああああ」と思った長い長い道

あまり人が通らない白山禅定道というところなのです。

去年のストーリーはこんな悪印象のままだったし、今年のストーリーは盛り上がりに欠ける

なので

去年のストーリーを書き換えることを今年のストーリーにしようとしたのです!

結果

去年の自分の頑張りを再確認できた

というストーリーとなりました

ま、ちょっと作為的ですが。。。。

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こんな物語も

私たちが持つ仮想を信じる力によって出来上がっているのだと思います。

過去の出来事は仮想でしかないでしょう。

私がそう思っているに過ぎないもの、たまにだれかと共有することで一瞬想起されるもの。

そして自分が描く物語によって、それに影響されて私たちは今在るし、行為もします

過去の仮想に影響された現実が今の私としてあるのです。

 

誰もが自分のストーリーを持っています

そして自分にとって最善のストーリーをつむぐ力も持っている、と思うのです。