陰ベースで観ていこう

私の学んでいるAヨガは

東洋医学の考え方と親和性が高いです。

東洋医学は仏教の思想に基づく医療

これが学問として体系化されたのは

意外にも日本なのだそうです。

 

さて

私たちの住むこの世界は

相反する2つの要素の交わりによって存在します(太極)

寒さと暖かさ、明るさと暗さ、動と静、自分と他人、重力と床反力、男性と女性

など

そして

(五感で感じにくいもの)と(五感で感じやすいもの)も太極です。

これに関しては

陰主陽従のルール(陽は陰に従う)があって

陰(視えないおもい)が先にあり、のちに陽(かたちあるもの)になる

陰があるから陽が存在しうる

ただ根本である陰はとらにくいので

とらえやすい陽を通じてその存在を推し量るものです。

陽(かたち)からしか陰(おもい)は観じられない

たとえば

今私が触れているパソコン(陽)は皆がそれを必要とする思い(陰)が形になったもの。

その思い(陰)はパソコンの存在(陽)からしか推し量れません。

この部屋にあるものは私たちの思いの表出です。

 

身体の内部でも陰と陽は存在します

東洋医学とはそんな体の陰をベースにした医学です

陰ベースなので

自分(他人に対して陰)のための医学

予防(発病に対して陰)医学

女性(男性に対して陰)の医学

自立神経(体性神経に対して陰)の医学

骨(筋肉に対して陰)の医学

下半身(上半身に対して陰)の医学

となります

そして

陰主陽従なので

陽を通じて陰を観ていくのです

 

東洋医学とは未病(陰)のための医学で、発病した状態(陽)に対処するのは西洋医学です。

陰である女性は男性に比べ未病への取り組みである東洋医学が合っているのだそうです。

確かに

ヨガ人口は圧倒的に女性が多い!

そこに未病への期待を感じているのだと思います。

 

Aヨガでは動きによって起きる体の感覚を観ていきます

特に大切なのは深部感覚(関節の位置感覚)です。

東洋医学で陰であるところの骨の感覚です

この骨の感覚は動きの改善や姿勢維持にも肝心なのですが

陽である筋肉に対して感じにくいものでもあります。

日常生活ではほぼ感じていないと思いますッ

陰ベースで考える東洋医学では骨が主!

感じやすい筋(陽)を通じて骨を観ていきたいのです。

 

骨の感覚が薄いと筋肉がそれを代償するかのように頑張り始めます

筋肉が一部緊張状態になると体に何らかの症状が出やすくなります。

それはできれば防ぎたいところ。

ヨガのレッスンでは筋肉の動きを通じて骨の感覚を追っていきます。

身体の陰と陽が仲良くバランスを保っている状態がその時の最適。

骨と筋肉の陰と陽

これが

いい塩梅に調和している揺らぎのある状態をよしとします

このいい塩梅という言葉

程よいという感覚

なんだか

ホッとします

いい塩梅の身体を保っていきたい

 

今週もレッスンでは下半身の骨を特に観察しています

いい塩梅の身体日常にも広げられられますように・・・

 

おまけ

今日小泉に来てくださっている安藤さんが皆にシュトーレンを作ってきて下さいました!

シュトーレン手間がかかるんですね~

私は作ったことないッ

クリスマス気分をありがとうございました。