私たちは
過去の経験によって体を動かしています
一人一人の経験が違うから
身体を動かすときに一人一人の個性が出ます
これは
脳の働きかたの違いといってもいいものです
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肘を伸ばして手を上にあげる
たったこれだけの動きの中で、体には様々な反応があります
今日夜のレッスンでこれを最初に行いました
「肘を伸ばして手を万歳してください」
ゴールは同じでも
どこから動き始めるか
どこに力を入れようとするのか
目はどこを見ているのか
呼吸はどうなっているのか
皆違う
今日の参加者の皆さん、この姿勢を維持するときにそれぞれ違う部位がキツイとおしゃってました
「お腹がつらい」「背中が突っ張る」「腿の裏が痛い」
手を上にあげるとき
様々な体に部位にスイッチを入れて動いているのです
全部、正解です!
ただ
局所が頑張っている状態だと維持がキツイです
これはただ立っている時にも言えます
ターダアーサナ
ただそこに立つというヨガのポーズがあるのです
今日、
ヨガで何をしていてもふくらはぎがきつくなってしまう
という方がみえましたが
立つとき、動作時にふくらはぎをよくよく使っているということがいえます
局所を使うと
疲労感が増します
じゃ
どうすればいいか
これはターダアーサナも、手の万歳でも同様ですが
疲労を減らすには
【全身を使うこと】
です
みんなで100の仕事をするのです
立つときにふくらはぎに重労働させないように
手を上げるときに背中ばかりに任せないように
みんなで手伝ってあげるのです
動きが大きいところに注目しますが
その動きを下支えしているところ、部位を観察するようにするとうまくいきます
一つに集中しがちな意識を
全体を俯瞰するように分散させるのです
手を挙げながら
呼吸を感じる
お腹を感じる
足裏を感じる
そうやって
集中と分散を同時に行うのです
ただ立つときも・・・
これが全身使いのポイントです
ターダアーサナ;基本の立位のポーズ
今度します~