出口先生の本

今日はこの本を読み終えました

60歳で大企業を出て

起業した出口先生が

自分の経験を語ってます

幼いころから読書魔の先生は(これまで読んだ本は1万冊に上るそうです)

要所要所でそれを生きた知恵に転換できるひとです

そこが

私が尊敬できるところでもあります

例えばですね

ライフネットを立ち上げるとき、資金が必要だったので

投資家の人に対して自分が立ち上げる会社がいかに価値があるかをアピールするためのプレゼンテーションがあったそうです

その時に

開口一番

「今の生命保険業界は、まさに1780年代のフランスの状態です」

といったそうです!

・・・・

「は?」

ですよねえ

フランス革命は1789年。その直前はアンシャンレジームといって社会全体に不安が渦巻いていた

その不満を解決すれば社会は大きく変わる

生保の業界も今、革命を起こす絶好のチャンスである

ってことをそのあとで説明したのだそうです

ライフネット生命の起業を決めたのも

ふとした偶然で出会った投資家に頼まれたことがきっかけで

その人と数分で意気投合し

「保険会社を作ってもらえませんか?」

と言われて会って20分で決めちゃったそうです

人事は

日本生命時代の優秀な部下を連れ込みたいと思ったそうですが

これまた尊敬する中国の王朝、大元ウルスの初代皇帝クビライさんを見習い

保険の知識にたけた自分の知っている部下では

ミニニッセイしか作れないだろうと(出口さんは日本生命のブレーンだったのです)

その投資家の人に紹介してもらった学生を招いたそうです

そんな小話が面白い!

あと突拍子もない話も。

ニッセイ時代、ロンドンに行く前の東京に勤務していた13年間は徹底的に人に会って人脈を築いたそうです

クイズです

先生が13年間の東京生活で平日、家で夕食をとったの何回だったでしょう?

驚きですが

1回!

だそうです

やっぱり

並外れてますよねェ

この本は先生のことだけでなく

50歳を超えて起業した人たちへのインタビューが数件載ってます

それぞれ個性的

聞き手もですけど。

インタビュー後にそれぞれの方の印象も語っておられます

この年齢での起業もありなんだなアと思えます